ブロッコリー良質苗を供給  - JAたかさき

農家負担減へ TAC取りまとめる

 JAたかさきは農業者の所得増大と農業生産の拡大に向け、春ブロッコリーの良質苗を供給した。
 手間の掛かる播種(はしゅ)から育苗までの作業を行うことで、生産者の負担軽減につなげている。
 地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)は、作付け希望者を取りまとめ、2月中旬に200穴セルトレーでブロッコリー「おはよう」130枚を播種した。
 JA子会社のJAファームたかさきに育苗を委託。ハウス内の温度変化やかん水、病害虫に注意を払い、19日に生産者21人へ苗を引き渡した。
 TACは野菜センターと連携し、移植機の貸し出しを行う。セルトレー苗の利用による定植の省力化を進め、生産者の増加と作付面積の拡大に取り組む。
 JA営農部の柴田浩行部長は「ブロッコリーはJAが推奨する8品目の一つ。健全な苗を供給することで、品質の向上と農業者の所得増大に取り組んでいきたい」と意欲を示した。(日本農業新聞2020年3月27日付県版群馬より)