消毒の代用品に 77%泡盛を店頭販売  - JAおきなわ

直売所やえやま「ゆらてぃく市場」が扱う

 石垣市のJAおきなわファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」は23日から、地元酒造会社・八重泉酒造が製造した泡盛「YAESEN77」の販売を始めた。アルコール度数が77%と高く、消毒用エタノールの代用品になる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で消毒液が不足する中、手指消毒などの利用を訴える。
 泡盛のアルコール度数は通常だと25~30%。「YAESEN77」はかなり高い部類に入る。市内では今月中旬、初の感染者を確認。16日に緊急事態宣言が出されるなど、感染拡大防止に取り組みが広がっている。今後、消毒液不足も考えられることを踏まえ、販売を決めた。同市場では750ミリリットルを2600円で扱う。
 同市場の玉代勢秀弥副店長は「消費者のニーズに応えられる商品だと思う。地域に貢献できる店舗づくりを目指したい」と話した。(日本農業新聞2020年4月25日付ワイド1沖縄より)