チャレンジファームと連携 アスパラ1億円へ - JA庄原

担い手育て産地を拡大

 JA庄原は、園芸重点推進品目の一つに掲げるアスパラガスの販売品取扱高1億円の早期達成を目指す。2019年度販売品取扱高は6661万円。20年度は、府中市上下町に開設したJA全農ひろしまの「チャレンジファーム広島・上下農場」と連携。JA庄原は営農センターを拠点に、新規就農者・後継者の育成を強化、研修会などを通じた栽培技術の確立で生産振興する。
 JAは栽培技術や情報を提供し、同農場の研修生の独立後も経営の早期安定を支える。このほど上下農場ではアスパラガスを定植。営農指導員らが協力し、ハウス2棟7・8アールに「ウェルカム」の2年生株約1700本を植え、本格的な栽培を始めた。
 JA園芸課の牧原真吾課長は「新規就農者の育成は重要な課題。一貫した支援で中核的な担い手を育て、産地を拡大したい」と話す。(日本農業新聞2020年4月29日付ワイド1中国より)