専用袋・ネットでパッキング タマネギ販売力強化  - JAあいち中央

市場に契約販売など 所得増大と省力

 JAあいち中央営農部園芸課園芸販売強化対策室は、タマネギをJA独自の専用袋にパッキングし、契約を結んだ大手スーパーなどに販売している。2020年度からは専用袋に加え、専用ネットによる販売を開始。JAが買い取って直接販売することで、農業者所得の増大につなげている。
 JAは特産のタマネギを「へきなんたまねぎ」「へきなんサラダたまねぎ」の名称で販売。営農部碧南園芸課に出荷されたタマネギを同室が1日おきに買い取り、安城市赤松町の総合センター多目的総合集出荷場パッキングセンターで、専用袋や専用ネットにパッキングする。市場を通さない直接販売や、市場への契約販売を行っている。
 パッキングは19年4月から「へきなんサラダたまねぎ」で試験的に始め、今年4月から本格始動した。出荷先の要望に合わせて1ネット3玉入り、または、1袋6玉入りでパッキングする。専用袋と専用ネットに入った状態で店頭に並ぶ。
 4月中旬からは「へきなんたまねぎ」のパッキングも始まった。専用袋と専用ネットには、同JAのキャラクター「タマモン」とともに、「へきなんサラダたまねぎ」「へきなんたまねぎ」などと書いたシールを貼付する。
 パッキングセンターは、選果選別や箱詰め作業を生産者の代わりに行うことで、作業効率の向上や作業時間減少を目的に設立した。タマネギの他、ニンジン、イチゴ、イチジクなど管内農産物のパッキングを行う。(日本農業新聞2020年5月5日付ワイド1東海より)