家庭菜園楽しんで 野菜苗出荷最盛期 - JAあつぎ

外出自粛でも 3万5000ポット予定

 厚木市園芸協会鉢物部会が生産する野菜苗が、出荷最盛期だ。丹精して育てた品質の高い野菜苗は、生産者をはじめ、家庭菜園愛好家や市民農園などの利用者にリピーターが多く、毎年人気を集めている。4月中旬には、JAあつぎ本所で苗物即売会を開いた。5月下旬まで、JA農産物直売所「夢未市」と「グリーンセンター」に野菜苗が並ぶ。
 部会はこれまでの販売実績に基づき、個々の生産品目や作付けに加え、播種(はしゅ)時期を調整することで、健苗の供給と充実した品ぞろえに取り組む。今年は約3万5000ポットの出荷を予定するなど安定供給につなげるため、部会員が密接な連携を築く。
 即売会は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、混雑緩和などの対策を行い実施。トマトやキュウリ、ピーマンなど、多くの夏野菜苗が並び、来場者は品種ごとの特徴や栽培方法を聞きながら良質な苗を買い求めた。
 中山正義部会長は「今年の苗も品質の高いものに仕上がった。外出自粛が求められる中、家庭菜園などで野菜作りを楽しんでほしい」と話した。(日本農業新聞2020年5月5日付ワイド1首都圏より)