インスタ開設 産地情報発信 - JA紀南  

料理や加工方法の紹介、動画など予定

 JA紀南は20日、インターネット交流サイト(SNS)のインスタグラムを開設した。管内農産物や直売所の情報を多くの人に発信することが狙い。運用は経営企画課の広報担当者が中心となり、各部署・支所から選出した20、30代の若手職員で行う。写真とコメント、#(ハッシュタグ)などを広報部署に集め、編集を加えて素早く投稿するという流れだ。
JAは毎年5月から6月にかけて、全国のスーパーや量販店に出向いて梅の消費宣伝活動を行っているが、今年はコロナ禍の影響で中止となった。このため、産地の情報を発信する一つの手段として、インスタグラムが有効であると判断し開設にこぎつけた。
 発信内容は、旬を迎えた農産物の情報やイベントの告知、直売所の出荷などタイムリーな情報がメインとなる。今後は、農産物を使った料理や加工方法の紹介、動画なども展開していく予定。
 竹内一寿経営企画課長は「インスタグラムは写真がメインであるため、発信にかかるリスクが低く更新も容易。ユーザーも多いことから、JAのファン獲得と農産物の消費拡大までつなげたい」と話している。(日本農業新聞2020年5月24日付エリア近畿より)