ダイジョ芋増産へ 福山生産販売組合が発足 - JA福山市

相互の技術や品質向上図る

 JA福山市管内の農家10人が、東南アジア原産の芋「ダイジョ」の生産や販売に取り組む「福山ダイジョ芋生産販売組合」を発足した。生産者が相互の技術や品質向上を図るため、情報交換をし、連携した生産や販売で、生産量と販路の拡大を目指す。
 ダイジョ芋は、ヤムイモの一種。国内では主に沖縄県や九州南部で作られ、同JA管内では福山市の南部を中心に栽培に取り組んでいる。

直売所など 5トン出荷計画

 同JA川口支店で5月下旬に開いた設立総会には、生産者や来賓ら10人が出席。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、換気や出席人数の縮小など対策を取った。
 また、2020年度の事業計画や規約など四つの議案を書面議決とした。
 組合長に就任した佐々木重綱さんは「組合の結束力を高めて、栽培農家の普及と生産力、品質を向上させ、ダイジョ芋を広く知ってもらえるよう取り組んでいきたい」と意気込んだ。
 組合として今年度は、JAの直売所などへ5トンの出荷を計画している。(日本農業新聞2020年6月2日付県版広島より)