エダマメ好調出荷倍増 茶豆風味 - JAおきなわ

端境期に的 銘柄前面に

 JAおきなわが取り扱うエダマメが好調だ。主産地の糸満市産は、今期出荷量15トン(前期7トン)と倍増。県外産出荷が本格化する6月を前に、端境期を狙った取り組みが奏功した。ほぼ全量を県外市場に出荷し、生産農家の所得増大につなげている。来期は30トンと出荷増を目指す。
 出荷に向けた取り組みは、農家の要望もあり、2015年ごろから本格的に始まった。品種選定や出荷時期などで農家と協議を重ねた。
 品種は、県外市場からの引き合いが強く、味が濃く、甘味を感じる茶豆風味のエダマメを選んだ。出荷時期は、県外端境期の4月下旬~5月中旬と、短期間に設定。プレミア感を演出することで、沖縄産ブランドを高める工夫を凝らす。
 今期は6人が4・7ヘクタールで栽培した。JAは来期の出荷増に向けて、面積拡大や10アール当たり収量向上を後押しする。(日本農業新聞2020年5月29日付ワイド1沖縄より)