ラッキョウに挑戦 農業所得向上へ  - JAかながわ西湘

JAの農業機械利用事業を活用

 山北町清水地区の生産者で構成するJAかながわ西湘道の駅出荷組合は8月下旬、同町谷ケにある組合の試験圃場(ほじょう)でラッキョウを初めて植え付けた。新たな作物の栽培に挑戦し、農業所得の向上につなげることが目的で、JAの協力を受けながら来年6月の収穫に向けて栽培管理を行っていく。
 組合には約20人が所属。道の駅「山北」にサトイモなどを出荷している。
 新しい作物の栽培を計画する中で、鳥獣被害を受けにくい作物であるラッキョウに着目した。
 当日はJA職員の指導で、ラッキョウ4キロを定植。JA職員は「芽を上にして一つずつ10センチほどの深さで植え付けるように」と呼び掛けた。また、JAの農業機械利用事業を活用してマルチャーを借り受け、マルチの張り方を学んだ。
 山崎邦良副組合長は「これからも栽培品目を増やして、いろいろな種類の農作物を出荷したい」と話した。同組合は10月にはニンニクを定植する予定だ。(日本農業新聞2020年9月12日付県版神奈川より)