荷受時間短縮に 新CE完成祝う - JA庄内みどり

持続可能な地域農業の発展へ

 JA庄内みどりが今年1月から建設を進めていた「平田中央カントリーエレベーター(CE)」が酒田市楢橋に完成し、7日、しゅん工式が行われた。収穫期に入る14日以降に稼働し、「つや姫」「雪若丸」「はえぬき」「飼料用米」の荷受けを予定している。
 コスト低減による農家の所得向上と一層の高品質・良食味と品質の均一化、地域農業の新たな拠点を目指す。
 対象面積は400ヘクタール、50トン除湿乾燥ビン60基とヤンマーグリーンシステムの常温定湿乾燥システム(DAG)4基を備え、荷受計量にJA初のトラックスケール方式を採用した。荷受時間の短縮で利用者の利便性向上と効率的な施設運営が期待される。
 しゅん工式にはJAやJA全農山形の後藤和雄本部長、行政、施工業者、地元関係者ら約70人が出席した。
 神事後の式典でテープカットで完成を祝い、JAの田村久義組合長は「今年は厳しい残暑に新型コロナウイルスの影響と米を巡る情勢は厳しさを増しているが、新CEを拠点に生産者と一体となった持続可能な地域農業の発展を目指していく」とあいさつした。(日本農業新聞2020年9月13日付エリア東北より)