大和の伝統野菜 結崎ネブカ良好 - JAならけん

大きさや長さ、量目など再確認

 結崎ネブカ生産部会は9月中旬、JAならけん川西支店(川西町)で目ぞろえ会を開いた。部会員やJA、市場の職員ら合わせて26人が参加。結崎ネブカの大きさや長さ、量目などの出荷規格を再確認した。
 結崎ネブカは大和の伝統野菜の一つで、葉ネギの一種。今年のネブカは色沢が濃く品質は良好で、出荷は9月上旬から3月上旬まで続く。2000箱(1箱当たり3キロ)以上を目標に出荷する予定。
 目ぞろえ会では同部会の上田新吾副会長が「7月の長雨と8月の高温により生育が難しい状況であるが、今日の目ぞろえ会で病害虫に対する理解を深め、高品質な結崎ネブカを出荷していただきたい」とあいさつした。

病害虫管理を促す

 県中部農林振興事務所はネギの害虫防除に関する資料を生産者へ配布。9月に増加するシロイチモジヨトウ、ネギハモグリバエの対策や適切な防除方法などについて説明した。
 同支店の奥中俊樹副支店長は 「栽培や病害虫の管理に十分気を付け、長期間収穫することで、所得向上につなげていただきたい」と話した。(日本農業新聞2020年9月23日付ワイド2近畿より)