赤大根 今年は無事出荷 冬に活躍の食材 - JA仙台

関係機関と連絡し有利販売へ

 仙台市若林区日辺地区で生産している「赤大根」の出荷が、例年通り14日から始まっている。日辺地区では4年前から、日辺出荷組合の7人が約40アールで栽培し、今年は25日までに約4トンの出荷を見込んでいる。
 JA仙台が、生産者の所得増大につなげるため、県内外の市場や県内の生協などに出荷する。
 昨年は、台風19号の影響で泥をかぶってしまい出荷できなかったため、今年は防除や圃場(ほじょう)管理を徹底してきた。
 同組合の佐藤勘一郎さんは「今年は無事に出荷できてよかった。食感も良く、色鮮やかな赤大根を皆さんに味わってほしい」と話した。
 JAの鈴木健太営農指導員は「出荷に当たり、関係機関と連絡を密に取り、有利販売に努める」と意気込む。
 「赤大根」は冬の鍋物シーズンで活躍する食材で、薄くスライスして甘酢漬にする他、色を生かした大根おろしにも使えて、重宝されている。(日本農業新聞2020年12月23日付ワイド2東北より)