「サラたまちゃん」商品開発へ - JAあしきた

水害復興支援にも

 JAあしきたは、熊本県立大学、尚絅大学、民間会社と協力し、特産のサラダタマネギ「サラたまちゃん」を使った商品開発をスタートした。3月上旬、同JA本所で初回の商品開発協議を開き、関係者で商品内容を協議した。開発の方針は、出荷時期を過ぎてもおいしく食べられ、電子レンジで簡単に調理できる新商品の考案だ。

 協力する県立大学では、サラたまちゃんのおいしさや機能性などを分析。科学的に検証する。商品開発を通し、2020年7月の水害復興支援にもつなげる構えだ。

 同大学環境共生学部の松添直隆教授は「年内中の商品開発を目指している。より多くの人にサラたまちゃんの魅力を届け、芦北の災害復興にも役立てたい」と話した。
(2021年3月19日付 日本農業新聞ワイド1九州より)