卵20個入りパック好評 - JAながの

地産地消と土産品の付加価値増へ

 JAながのはブランド鶏卵「菜の花みゆき卵」の新規格商品を、北信地域のA・コープを中心に販売している。卵は飯山市の吉越養鶏場が生産。「信州産彩りみゆき卵」の商品名で1パック20個入りで売っている。地産地消の推進と土産品としての付加価値を高め、販売先を拡大した。

 これまでは、一般消費向けに地元のA・コープみゆき店やJA宅配センターなどで1パック10個入りを販売。ボリュームのある20個入りの新規格商品は昨年11月から販売を始めた。パッケージには同市を流れる千曲川と一面に広がる菜の花畑の地元の景色を掲載した。

 同養鶏場では、消費者にできる限り新鮮な卵を届けようと、選別から包装、出荷までの全てを自家農場で行っている。JA長野県養鶏部会協議会が開く鶏卵品質共励会で最高位の県知事賞を受賞するなど、高品質な鶏卵の生産技術を確立している。

 生産者の吉越洋治さんは「20個入りは卵料理を多くする家族にお薦め。自慢のみゆき卵をぜひ味わってほしい」と話す。

 A・コープみゆき店の村松克行店長は「黄身や白身がしっかりしており、目玉焼きにしても黄身と白身に張りがある。うま味も濃縮されておいしい」と薦める。
(2021年3月21日付 日本農業新聞エリア信越より)