滋賀県立大学と産学包括連携協定 締結 - JA東びわこ

今後、教育・研究につなげる

 JA東びわこと滋賀県立大学は13日、農産物の振興に関することなど目的の達成に向け、産学包括連携協定を締結した。同JA初の取り組み。今後、具体的にはJA直売所の活性化や白米販売のパッケージデザインなどを足がかりとして取り組みを進めていくとした。

 彦根市に拠点を持つ両者はこれまで、農業や地域に関する出前授業、コロナ禍の学生に近江米や地元野菜の無償配布を行うなどして連携を深めてきた。

 この協定は、専門家である大学の研究者や学生との連携において、両者が研究開発・人材育成を行う協同者となり、そのつながりを生かして農産物の振興や地域活性化、人材の育成や持続可能な開発目標(SDGs)の普及など、新たな取り組みにも着手していくことを目的としている。

 協定の締結式では、同JAの宮尾和孝理事長と県立大学の廣川能嗣学長が協定書にサインした。

 宮尾理事長は「協定の締結を機に、地域共生に向けて積極的に取り組みを具現化していきたい」、廣川学長は「本協定を通じて農業の魅力が学生に伝わり、教育や研究につながれば」と話し、互いに期待を込めた。

<2022年4月 17日付け 日本農業新聞  エリア近畿>