援農ボランティアを育成 - JA相模原市

農業研修講座、ビギナー・サポート両コースで32人が巣立つ

 JA相模原市と相模原市が協力し、援農ボランティア育成を目指す「農業研修講座」の閉講式が2月中旬、JA営農センターで行われた。本年度は1年目のビギナーコース13人と2、3年目のサポートコース19人が修了。式ではJAの井上博史常務が修了証を交付した。

 講座では組合員や地域住民に農業を教え、延べ3年間の講座を通じて、人手不足の農家を支援する援農ボランティアを育成する。

 サポートコース修了者のうち、希望者はNPO法人援農さがみはらに登録し、新たな援農ボランティアとして活動を始める予定だ。

 同コースを修了した山田敦子さん(49)は「どの授業も楽しく充実した3年間だった。受講生や農家の皆さんと知り合えたことは宝。援農ボランティアとして市内の農家の力になりたい」と意気込みを話した。

 井上常務は「家族経営の多い相模原市の農業には援農ボランティアの力が欠かせない。講座で学んだ技術と知識を市内の農業振興のために使ってほしい」と期待を込めた。


< 2022年2月 24日付け  日本農業新聞  ワイド1首都圏>