管内2町全世帯に牛乳券 - JA北オホーツク

消費拡大と住民の健康増進を

 JA北オホーツクは6月下旬、JA管内の雄武町と興部町の全世帯に牛乳券を寄付した。JAは酪農専業農協で、2020年度の生乳生産量は10万トンを超える。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、需要低下が続く乳製品の消費拡大とともに、地域住民の健康増進にも役立ててほしいとの気持ちを込めた。

 JAは昨年、医療従事者を対象にヨーグルトを寄付したが、地域住民を対象とした企画は初めて。

 JAの吉田隆好組合長と田村勝利参事が両町役場を訪れ、石井友藏雄武町長と硲一寿興部町長にそれぞれ目録を手渡した。

 両町の世帯数は合わせて4010世帯。住民には、町を通じて1世帯当たり1000円分ずつを贈る。

 吉田組合長は「コロナ禍の中、牛乳を飲んで元気をつけてもらいたい。JAとして地域住民の皆さまの力になれたら。さらには飲用乳の消費と国産乳製品の良さをアピールしたい」と話した。
(2021年7月3日付け  日本農業新聞 ワイド2北海道より)