災害時ネットワーク生かす - JA筑前あさくら

労力支援2年目 柿収穫ボランティア派遣 

 JA筑前あさくらは、2017年の九州北部豪雨の際に開設した「JA筑前あさくら農業ボランティアセンター」のネットワークを生かして、柿の収穫作業と農業ボランティアをマッチングして派遣する「あさくら援農 収穫ボランティア」を実施した。

 柿生産者の労務支援として災害復興対策室と柿部会が連携し、今年で2年目の取り組みとなる。

 収穫作業は有償とし、部会が生産者の要望を集約。災害復興対策室がボランティアの募集からマッチング、派遣までを担う。事前にボランティアに向けた動画を配信し、柿の収穫方法や脚立の使用法などを伝えた。

 11月下旬、センターのフェイスブックを通じて応募した16人が参加。参加者からは「収穫以外の管理作業も手伝いたい」「来年もぜひ参加したい」などの感想が聞かれた。

 災害復興対策室の濱崎俊充課長は「今も朝倉を思ってくださる方に感謝しています。ボランティアと生産者の思いをつなぐこの取り組みを今後も継続したい」と力を込めた。
(2021年 12月22日付け 日本農業新聞ワイド2北九州より)