レストランマルシェで直売所野菜を販売 その場で調理も - JA大阪市

ビジネスマッチング、互いの販路拡大の意向が一致

JA大阪市は、大阪市の長居公園内にオープンした民間企業が運営するレストランマルシェで、同JA直売所に出荷された野菜の販売を始めた。民間企業と連携することで新たな販路を開拓し、農家の所得増大につなげる。

 レストランマルシェは(株)クリースが運営する「OSSO MARKET&KITCHEN NAGAI」で7月末にオープンした。販売している食材をその場で調理するグローサラント方式の店舗で、マルシェとレストランを併設している。

 市内産野菜をメインで販売することで地産地消の魅力を発信したい同社と、昨年度開始した「営農・経済事業の成長・効率化プログラム」の柱として、ビジネスマッチングを通じた販路拡大を目指す同JAの意向が一致。継続的売買基本契約を結び、同JAが「おいで~菜平野店」に出荷された野菜を供給・販売している。

 店内は、ガラス張りの開放的な雰囲気となっており、大阪市内だけにとどまらず、大阪府内の野菜やエコ農産物などを取り扱い、地産地消の魅力発信の拠点として期待されている。

 同JAでは、市内産野菜、都市農業の存在価値をPRするとともに、一般消費者以外の販売先拡充を目指し、ビジネスマッチングなどを通じた取り組みを強化していく方針だ。


< 2022年 8月 24 (水)付  日本農業新聞  ワイド1近畿>