特産「福山くわい」 レトルトカレーに - JA福山市

出荷組合とJAが連携し開発

 広島県の福山くわい出荷組合は、福山市の新たな特産品として、クワイをふんだんに使った「福山くわいカレー」を開発した。11月1日に販売を始める。

 生産量日本一を誇り、2020年に農水省の地理的表示(GI)保護制度に登録された同市の特産「クワイ」を1年中楽しんでもらおうと、昨年12月からJA福山市と連携して加工品開発に着手。試行錯誤を重ねて、広い世代に親しまれるカレーと組み合わせた。

 レトルトパウチのカレーに、同出荷組合が栽培したクワイを使用。特徴の芽を残し、独特のほろ苦さと甘味が味わえるようにした。

 同出荷組合の渡辺孝信組合長は「さまざまな世代が楽しめるよう工夫を凝らした」と話した。「福山くわいカレー」は1袋200グラム入りで480円。同JAの農産物直売所「FUKUYAMAふくふく市」や、福山グリーンセンターなどで年間1500個の販売を予定する。問い合わせは同出荷組合事務局のJA福山市福山グリーンセンター、(電)084(981)2455。


<2022年 10月 29 (土)付け  日本農業新聞  ワイド1中国四国 >