就農ノウハウ伝授 アグリスクール - JAはぐくみ

個別面談でじっくり

 高崎市西部のJAはぐくみは29日、2019年度のアグリスクール(就農相談会)を同市菊地町のJA本店会議室で開いた。
 同日は地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)、融資、農機担当者や県西部農業事務所普及指導課、農林中央金庫前橋支店、JA群馬担い手サポートセンターの職員が連携し、午前、午後の2部構成で個別面談を実施。参加者の意向を聞きながら、農業経営やお薦め品目、農機具、農業制度資金など幅広い情報を提供した。
TAC担当者は「露地ナスは長期間収穫でき、単価が安定している。ネギは泥付き、むきネギなど各自に合った方法で出荷できる」などとアピール。参加者は農機具の種類や価格、遊休地の有効活用、閑散期のお薦め品目などを質問し、担当者が一つ一つ丁寧に答えた。
 今後はTAC担当者が、生産者を定期巡回する他、振興品目を中心に座学や現地講習会を年3~5回ずつ開く予定。同JA営農販売課の下平将成TAC係長は「他部署の職員や関係機関と連携しながら、新規就農者を多角的に支援し、栽培管理や病害虫防除など細やかな情報を提供していきたい」と意気込む。(日本農業新聞2019年10月30日付ワイド1北関東より)