産直施設利用へ JAカード会員メリット説明 - JAあいち海部

JAの総合事業の強みPR

 JAあいち海部は、産直施設の利用者を増やして地域農業を活性化しようと、JAカードの新規会員募集に精力的に取り組んでいる。産直施設の特売日やイベント時に特設ブースを構え、来店者にカード利用のメリットを説明。昨年4月からの新規会員は1000件を超え、12月末までに、会員数は約5000人となった。
 JAは自己改革の一環として、JAカードを推進して産直施設の利用を促し、農家所得の向上につなげたい考えだ。産直施設の特売日やJAまつりなどのイベント時に特設ブースを設置。来店者や地域住民に向けて、JAの総合事業の強みを生かした各種割引を説明してきた。
 昨年10月から始まった政府の「キャッシュレス・消費者還元事業」による5%ポイント還元に加えて、JAバンク独自の5%割引施策もある。産直施設を利用するメリットを、アンケート結果やちらしの配布で伝えてきた。
 JA金融部によると今年度のJAカード会員増加率は、12月末時点で26・4%と県内1位の結果となっている。
 同部の課長は「今後も産直施設への来店頻度の増加や、新たな利用者になってもらえる可能性の高いJAカード会員の輪を広げる。地域農業の応援団を増やすことで、農家の所得向上や産直施設の活性化につなげていきたい」と話した。(日本農業新聞2020年1月29日付ワイド2東海より)