特産生かす3案商品化 6次化プレゼン大会 - JA菊池

コンセプトは「水」 職員の提案600集まる

 JA菊池は11月中旬、管内の農畜産物の6次化商品のプレゼンテーション大会を初めて開いた。職員から募集した案を六つに厳選し、検討チームが発表。好評を得た3案の商品化を進めることを決めた。
 選ばれたのは「お肉のまんまメンチカツ」「菊池水田ごぼうパン」「牛ごぼう混ぜご飯の素(もと)」。いずれも管内の特産品を生かした商品案だ。
 6次化商品のコンセプトは「水」。管内は県北最大の河川である菊池川などの水源を有しており、天然水の宝庫でもある。三角修組合長は「菊池の清らかな水で育てた農畜産物から、安全安心な加工品を増やしていきたい」と話す。
 募集は4月からで、全職員に加工品の提案を求めたところ、600超が集まった。とりまとめ後、アスパラガス、カンショ、ゴボウ、ニンジン、酪農、牛肉・豚肉の6チームを編成。プレゼンに向け、内容を煮詰めた。
 当日は役職員30人が参加し、チームの代表者が発表した。常勤役員、参事、各部長ら8人が審査。地域の特性、独自性、加工の容易性などの基準で選んだ。
 三角組合長は「検討会などを重ね、商品化を実現していく。職員からの提案を基に、第2弾、3段と実現したい」と述べた。(日本農業新聞2020年11月25日付ワイド1九州)