カナダへミカン輸出 - JAかながわ西湘

クリスマスオレンジ 人気

 JAかながわ西湘は11月上旬、成田と福沢総合選果場でカナダ向けに輸出するミカンを集荷した。カナダでは、クリスマスに大切な人へミカンを送る習慣があり、日本の温州ミカンが、「クリスマスオレンジ」として長年、人気を集めている。
 JAは約130年前から輸出ミカンの出荷を行っており、その歴史は古い。神奈川県内でこのミカンを集荷しているのは同JAだけ。輸出する品種は「藤中」がメインで、今年は2選果場で計約3・5トンを集荷した。
 輸出中の腐敗を防ぐため、今年初めて電解水をミストシャワーにしてミカンに直接掛けた。また、段ボール箱には鮮度保持剤も一緒に投入することで、より鮮度良く保つことができるという。
 果実を選果した後は、「JAPANESE MANDARIN ORANGES MIKAN」と印字された10キロ段ボール箱にミカンを詰めた。船便で輸送され26日に到着予定だ。
 JAでは「今年もおいしい日本のミカンをぜひ、カナダの人に味わってもらい、クリスマスを盛り上げてほしい」と話している。(日本農業新聞 2019年11月15日付ワイド2首都圏)