イチゴ出荷品質を重視 目ぞろえ会 - JAなす南

今後の管理ポイントも学ぶ

 JAなす南管内で、2020年産イチゴの出荷が始まり、同JAいちご部会は11月中旬、那須烏山市で「とちおとめ」の出荷目ぞろえ会を開いた。部会員や関係者ら38人が参加し、出荷規格を確認。今後の管理ポイントも学び、品質重視の出荷を徹底した。
 20年産は、台風の影響で若干の遅れが見られたが、順調に生育。出荷は10月末から始まり、6月上旬まで続く見込みだ。仁野平正義部会長は「市場やJA全農関係者も来ている。しっかり目合わせをして、良品出荷をしよう」と呼び掛けた。
 部会員らは、現物を手に色目を確認し、出荷時のカラーチャートを3番に統一した。ボリューム感のあるパック詰めや、異物混入の防止など荷造り時の注意点も確認し、消費者の信頼につながる出始めの時期の管理の徹底を申し合わせた。
 同部会は現在、部会員28人で、「とちおとめ」4・7ヘクタール作付ける。12月上旬には「スカイベリー」の出荷も始まる。消費者に安全・安心を届けるため、栃木いちご農業生産工程管理(GAP)に取り組んでいく。(日本農業新聞2019年11月24日付エリア北関東より)