ササニシキどれも美味 - JAみやぎ登米

生産者の気持ち込められた米集まる

 JAみやぎ登米は11日、「第7回環境保全米こだわりのササニシキコンテスト」の2次審査を本店で行った。審査結果は年明けに行われる同コンテストの表彰式で発表する。
 「環境保全米こだわりのササニシキ復活プロジェクト」の一環。県や米卸業者、JA役職員ら16人の審査員で構成。1次審査では、食味数値や整粒歩合、1等比率などの項目ごとに数値化。点数を付け算出し、入賞6点を決めた。
 2次審査は、1次審査を通過した6点を対象に試食審査を実施。香り、味、粘りなどを評価し、合計点数の高い順に金賞1点、銀賞2点、銅賞3点を決めた。
 審査員を務めた米卸業者は「非常に難しい審査だった。味はどれも美味だった。生産者の気持ちが感じられた」と話した。
 同プロジェクトは、米流通業者や消費者からの「ササニシキ」を望む声に応えようと、2012年度から開始。品質向上や集荷数量の増加などを目指している。2019年産「ササニシキ」の管内作付面積は約320ヘクタール。品種割合では全体の約5%となっている。(日本農業新聞2019年12月19日付ワイド2南東北より)