キウイ品質向上へ 冬季剪定講習会 - JAはだの

「ヘイワード」や赤系品種「丹沢レッド」の品質向上へ

 JAはだの果樹部会キウイフルーツ部は1月中旬、秦野市戸川の圃場(ほじょう)で、冬季剪定(せんてい)講習会を開いた。定番品種の「ヘイワード」や赤系品種「丹沢レッド」の品質の向上が目的。部員の他、県農業技術センター、JA営農課の職員ら16人が参加した。
 県農業技術センターの職員が、樹形を管理しやすい「一文字仕立て」を基本とした整枝方法や休眠期の病害虫の防除方法などを説明。昨年の台風による枝折れなどの被害が部員の園で発生していたことを踏まえ、風当たりが強い園では、結果母枝を1平方メートル当たり3、4本残すことで着果数を確保することなども指導した。部員らは、剪定の箇所や量を確認しながら剪定作業を進めた。
 恩蔵和男部長は「台風を想定した剪定方法を学ぶことができて、とても勉強になった。学んだことを生かして、良質なキウイフルーツを生産していきたい」と話した。(日本農業新聞2020年1月25日付県版神奈川より)