いなわしろ天のつぶ純米吟醸 ドバイへ初輸出  - JA会津よつば

高級路線で売り込み

 JA会津よつばは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイへ、日本酒「いなわしろ天のつぶ純米吟醸」の輸出を始めた。中東地域では初で、香港、アゼルバイジャンに続き3カ国・地域目となる。14日に同JAのあいづ東部営農経済センターで発送式を開き、720ミリリットル入り24本を輸出した。
 街の中心部にある世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」内にある日本食レストランと、ドバイの皇太子が選ぶ10のレストランに唯一和食で選ばれている「湖畔亭」の2店舗から注文を受けた。湖畔亭は、UAEで唯一の懐石料理の店。以前からJGAP認証(日本版農業生産工程管理)を取得した猪苗代町のブランド米「いなわしろ天のつぶ」を使っている。
日本酒は、同JA猪苗代稲作部会が「いなわしろ天のつぶ」を、会津若松市の辰泉酒造に委託して製造した。日本人がワインを飲むのと同じ感覚で、ドバイでも日本酒は身近なものになっている。(日本農業新聞2020年02月26日付ワイド2東北)