所得増へパンフ制作 米中心に商品PR - JAみなみ魚沼

特別栽培米 栽培方法統一をきっかけ

 JAみなみ魚沼営農部特産販売課は、南魚沼産「コシヒカリ」の販売拡大を通じた生産者の所得増大に向けて、新たな商品一覧パンフレットを制作した。米を中心に、加工品や園芸特産品も紹介。JAみなみ魚沼ブランドの確立と取扱商品の周知を目指す。
 旧JA魚沼みなみと旧JAしおざわで取り扱っていた多種多様な商品があり、これまでは消費者向けの分かりやすいパンフレットがないのが課題だった。
 JA合併2年目の今年、8割減農薬の特別栽培米の栽培方法を統一したことをきっかけに、制作を進めてきた。

精米工場のPR動画も

 米、パックご飯や餅などの加工品、「八色しいたけ」や「八色西瓜(すいか)」といった特産品を掲載。カテゴリー別に並べた見やすい紙面構成として、料理の写真も掲載している。
 また、2019年2月に日本精米工業会による精米HACCP(危害分析重要管理点)認定を受けた精米工場の衛生管理も掲載し、食品の安全と品質確保の取り組みをPR。スマートフォンなどで読み込むと精米工場のPR動画が再生できる2次元コード(QRコード)も掲載した。
 印刷には、環境に配慮した米ぬか油由来のライスインキを使用。商品に同梱(どうこん)する他、各種イベントで配布する予定だ。(日本農業新聞2020年5月28日付ワイド1信越より)