露地ナス収量増へ 圃場を巡回指導 - JA前橋市

新規栽培者対象に栽培講習

 JA前橋市は、野菜重点8品目の一つ、ナスの生産振興に向けて9月中旬、JA管内の露地ナス圃場(ほじょう)で新規栽培者を対象に露地ナス現地栽培講習会を行った。年間を通してナス新規生産者へ栽培技術を支援し、所得増大を目的に今年度から始めた。
 5回目となる今回は今年度最後の栽培講習会となる。新規生産者と来年度からの新規栽培予定者、県中部農業事務所普及指導課職員、JA職員ら10人が参加した。講習会では大胡地区、桂萱地区管内の新規栽培者2戸のナス圃場を巡回し、普及指導課の中坪知史主任が今後のナス栽培管理方法を解説した。
 「切り戻し剪定(せんてい)は9月まで行い、10月からは放任する。根の活力が弱っていれば葉面散布を行う。ナスが小さい時に付いた傷は大きくなるので小さいうちに取り除く」とアドバイスした。病害虫防除については「ダニ、アザミウマは増えると防除が大変になる。初期防除の徹底を」と参加者に呼び掛けた。(日本農業新聞2020年9月23日付ワイド2北関東より)