ニンニク種子供給 体制を強化 - JAおいらせ

大玉と品質向上につなげる

 JAおいらせは今年度から、ニンニクの採種圃(ほ)面積をこれまでの2倍に拡大し、優良種子供給体制の強化に取り組んでいる。農家へ安定した優良種子を供給することで、農家の所得向上と生産拡大を後押しする。
 JAは三沢市内の採種圃で8日、ニンニクの種子植え付けを行った。農家に委託していた種子増殖分の供給もJAが担うこととなったことで、面積はこれまでの倍となる40アールで、JAでは増量への対応として採種圃専用の作業機械を導入し体制を整えて植え付けに臨んだ。
 種子の更新はニンニクの大玉と品質向上につながり、JAやさい推進委員会ニンニク部会は優良種子の生産を20年以上前から行ってきた。部会員のニンニクの品質向上につながり、県共進会では上位入賞者を多数輩出している。
 

高品質産地の維持目指す

 優良種子の供給は、これまでJAとJA全農あおもり、地元企業の3カ所だったが、JAがさらに種子供給体制を強化することで、各農家への安定供給と高品質ニンニクの産地の維持を目指している。(日本農業新聞2020年10月22日付県版青森より)