サツマイモ目標20トン 今年度から契約栽培 - JAいしのまき

JA独自に農業振興支援対策

 JAいしのまきは2020年度から、サツマイモの契約栽培に取り組んでいる。関東圏などで水産物や農産物の加工品事業を展開している食品加工会社からの提案を受けて、「べにはるか」を150アールで栽培し、同社へ出荷する。
 JAは、独自に行っている農業振興支援対策の露地野菜生産拡大支援の対象品目に、今年からサツマイモを追加して生産を後押ししている。10月下旬から収穫・出荷を始め、出荷目標20トンの達成を目指す。
 16日には生産者を対象に現地検討会を開き、河北・河南地区の2カ所の圃場(ほじょう)を巡回。生産者7人が、生育状況や収穫時の注意点などを確認した。
 

出荷規格を確認 長さ・角度など測定

 講師を務めた同食品加工会社の担当者は「収穫日や収穫翌日の天気予報が雨の場合、収穫を控えること。収穫したサツマイモを完全に乾燥させられず、乾燥に時間がかかることで、水分が抜けて品質低下を招く恐れがある」と指摘し、収穫・出荷時の注意点を説明した。
 他にも、出荷規格の確認を行い、長さ・角度などを測定するための基準治具を使って、参加者らが実際に収穫物を測定した。(日本農業新聞2020年10月28日付ワイド1東北より)