JA若手職員が農業高校で出前授業 - JAみえきた

新規就農意欲を喚起

 四日市農芸高校で2月上旬、JAみえきたの職員による出前授業が行われた。同校では新規就農意欲喚起・相談等支援事業の一環で、地域の農業関係者と教育関係者が一体となって、生徒に先進的な農業経営や先端的な技術を学ぶ機会などを提供している。

 同校の出前授業は初。卒業生である同JA長島営農センターの伊藤大洲さん(28)が講師を務めた。「みえの伝統野菜」である「三重なばな」の特徴を説明した他、JAの仕事内容、農業関係で働くやりがいなどを農業学科1年生約120人に紹介した。

 同校では「三重なばな」の栽培を予定しており、JAみえきたアグリが行う農福連携や収穫の機械化といった先端的な農業を見据えた実習を計画している。同授業はその第一歩。

 伊藤さんは「まずは知ってもらうことが大切。徐々に興味をもってもらえればうれしい」と話し、授業を受けた生徒へ「三重なばな」150グラム小袋を提供した。

<2022年 2月 22 日付け  日本農業新聞  ワイド1東海>