「森林CO2吸収量証明書」を県から交付-JA東とくしま

2011年から「とくしま協働の森づくり事業」に参画

 JA東とくしまは2日、徳島市で行われたとくしま森林(もり)づくり県民会議で、森づくり事業における二酸化炭素(CO2)吸収量証明書の交付を受けた。同JAは県と徳島森林(もり)づくり推進機構が2009年4月から取り組む「とくしま協働の森づくり事業」に11年から参画。パートナーシップ協定を結び、定期的に管内の森林に植栽をするなどCO2吸収量の増加に取り組んでいる。

 20年に予定されていた植栽は新型コロナウイルス禍で中止となったが、代わりに昨年、徳島県産の木製品を管内の幼稚園に寄贈した。会議では昨年度の総会の後、森づくりパートナーとして今後、森林整備で持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成を目指すことが確認された。参加団体に森づくり宣言書と森づくりパートナー認定書、また森林CO2吸収量証明書が交付された。

 同JAは、毎年上限10億円で個人から「環境定期貯金」を募り、募集総額の0・02%(最低20万円)を同機構に寄付している。今年も9月20日から10月31日まで募集する予定。


<2022年8月 5 (金)付け  日本農業新聞  ワイド2中国四国>