キャベツ販売強化 新たに出荷組合 - JAあつぎ

新規就農者中心に8人の部会員

 JAあつぎは、生産者と協力し、市場や総菜業者、学校給食から需要の高いキャベツの共同出荷に取り組んでいる。今年から新たに「JAあつぎキャベツ出荷組合」を立ち上げ、出荷・販売のさらなる強化を図りながら、農家所得の向上に努めている。
 JAでは約10年前まで共同出荷を行っていたが、JA農産物直売所「夢未市」のオープンに伴い、直売にシフト。2014年の「厚木市都市農業支援センター」開設により、新たな販路を望む生産者も増え、加工用などの需要の高まりなどから、16年から再び共同出荷を開始した。
 今年からは「JAあつぎキャベツ出荷組合」として組織化し、新規就農者を中心とした8人の部会員が所属。学校給食や全農べジフルセンターなどが主な販路で、出荷先に合わせ、品種や重さなどの出荷規格を確認している。今年の栽培面積は2・8ヘクタールで、約8万玉を12月末まで出荷する見込み。
 同組合の副組合長で新規就農者の土井需さん(31)は、同市飯山の87アールの圃場(ほじょう)で約2万5000玉を生産する。初期投資も少なく、需要の高いキャベツ栽培に魅力を感じ、16年の就農開始直後から栽培を始めた。(日本農業新聞2019年11月16日付県版神奈川より)