常勤役員と未来語る“ワイガヤ”形式 - JAやまがた

輪になって初懇談

 JAやまがたは11月20~28日、管内各地区4ブロックで常勤役員と将来の農業を担う次世代農業者との懇談会を開いた。参加者が気軽に自由に「ワイワイガヤガヤ」と話し合い、意見を引き出す“ワイガヤ”形式で開催。次世代農業者がJA常勤役員との懇談会を開いたのは初めて。
 JAは自己改革実現に向けた新たな取り組みの一環として、第7次中期経営刷新計画の中で「組合員との対話活動の充実」を掲げている。
 中山町のJAひまわり支店で11月28日に開いた北部ブロックの懇談会には、JA常勤役員5人とJA青年部員、若手農家ら16人が出席した。
 参加した若手農業者からは「会議の時間や部会の役職の負担を減らしてほしい」「経費が圧縮されて利益が上げられれば農業をする人も増える。作物の単価を上げる施策を考えてほしい」などの意見が出た。
 また、「生産者の所得向上のために、JAは具体的にどう動くのか」「管内にある冷蔵庫を有効活用できないか」「輸出はどう考えているか」「JAから休耕地の情報をもらえないか」などの声もあった。(日本農業新聞2019年12月13日付ワイド2東北より)