園芸拡大へプロジェクト 機械・施設導入費を助成 - JA十日町

22年度まで実施

 新潟県のJA十日町は、園芸品目の生産拡大により生産者の所得増大を図ることを目的に、「園芸拡大プロジェクト」としてJA独自の支援をスタートする。園芸生産に必要な機械・施設の導入経費の一部を助成するものとして、2020年度から22年度まで実施していく。カボチャとネギを中心に園芸の生産を拡大し、販売額1品目1億円を目指す。
 支援は、生産拡大のための機械や施設導入費用、圃場(ほじょう)の排水処理費用などが対象項目となっている。ハウスなどの施設や出荷調製機械などは対象費用の30%(上限100万円)、機械導入費用(上限30万円)と排水処理費用(上限10万円)についても30%をJAが助成する。
 

ベテラン農家講師にカボチャ塾やネギ塾

 JA管内では今年、新規にカボチャやネギを栽培したい生産者向けに、ベテラン農家を講師にカボチャ塾やネギ塾を開講している。今年に入り新たにカボチャで2人、ネギで7人と、新規生産者も増えている。
 JA管内の主な園芸品目はニンジン、アスパラガス、トマト、ナス、カボチャ、ネギの6品目。園芸全体で生産拡大を図るため、各園芸品目の指導会で生産者にプロジェクトを周知していく。(日本農業新聞2020年6月16日付ワイド2信越より)