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都市農業の振興に関わる取り組み

都市住民を農業振興の応援団に

都市農業とは、都市部、つまり人口の多い市街地やその周辺で営まれている農業です。都市近郊の立地を生かし、新鮮な農畜産物の供給に加え、農業体験や災害時の避難場所の提供など、さまざまな機能で地域に貢献しています。

都市部には、国内人口の7割が集中しています。都市農業は「農業・農村に触れる機会が少ない都市住民に農業理解を促進するPR拠点」としてのポテンシャルを有しています。JAグループは、都市住民が農業体験等で農に触れ親しむ取り組みを支援することを通じて、農業やJAへの理解を深め、農業振興の応援団づくりを進めています。

都市化の進行によって、農地面積は急減している一方、近年は都市農業を再評価する動きが広がっています。2015年には都市農業の重要性を明らかにし、安定的な経営継続に必要な税制上の措置を求めた「都市農業振興基本法」が成立しました。JAグループではこうした動きを踏まえ、2016年8月に「都市農業振興に向けたJAグループの基本的考え方」をまとめました。防災など、都市農業の有する多様な機能の発揮とPRを通じて、農業・JAへの理解を深めることを、重要かつ優先すべき取り組みとして位置づけています。

都市農業振興の課題

都市農業の課題として、農地の減少に加え、農業をするための周辺環境の悪化が挙げられます。街灯が明るいと農作物の生育に障害が起きますし、農作業時には作業音や土埃等について、周辺住民への配慮が必要になります。また、都市農地にかかる固定資産税や相続税の大きな負担も重要な課題です。

体験型農園の普及を後押し

都市農業振興の具体策のひとつが、従来の市民農園を発展させた体験型農園の普及促進です。体験型農園とは、園主が資材等を用意し、栽培指導まで行うものです。参加者は園主の指導のもとで安心して栽培ができる一方、園主は参加者と直接交流することでファン獲得や経営安定を見込むことができます。これまで市民農園をあまり利用していなかった多忙な子育て世代など、幅広い層が農園を利用しやすくなりました。活動は全国へ広がっており、JAグループも普及を後押ししています。

都市農業の振興にかかるJAグループの役割発揮
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