JA FACT BOOK

JAの購買事業

スケールメリットを生かしメーカーと価格交渉

購買事業は、生産者(組合員)が必要とする資材について、JAができるだけ安く、良質なものを安定供給しようとするもので、大きく二種類に分かれます。 一つは、肥料、農薬、飼料、燃料など、農業に必要な資材を供給する生産資材購買、もう一つは、食品や日用雑貨用品、エネルギーなど、生活に必要な品目を供給する生活資材購買です。各組合員が個々に購入するのではなく、JAグループがスケールメリットを生かしてメーカーと交渉することで、低価格で安全、良質な資材を仕入れ、組合員に安定供給しています。

効率的な資材供給のため、JAグループの各団体で役割分担をしています。全国で一括購入できるものはJA全農本所が、都道府県ごとにまとめた方がいいものは都道府県のJA経済連・JA全農都府県本部がまとめて購入し、地域のJAを通じて組合員へ供給します。

海外原料の安定調達・確保の取り組み

日本は、飼料や肥料原料の多くを海外からの輸入に依存していますが、近年、世界人口の増加や国際情勢の不安定化により調達リスクが高まっています。JA全農は、海外に拠点を設け、原料サプライヤーとのパートナーシップを強化し、調達先の多元化や国内備蓄などを行い、安定的な確保に取り組んでいます。

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