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「JAとSDGs」-地球の誰一人として取り残さない

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指して2015年9月の国連サミットで採択されました。貧困や飢餓の撲滅、持続可能な農業や経済成長、質の高い教育などの「17の目標」と、「169のターゲット」で構成されています。政府もSDGsを国家戦略の主軸に構え、取り組みを進めています。SDGs達成に向けて、先進国、途上国、政府、協同組合、企業などすべての関係者による連携した取り組みが求められています。

JAグループは2020年に開催した第28回全国大会で「持続可能な開発目標(SDGs)」などの国際的な枠組みを活用し、国際社会において、JAグループの活動の成果を組織内外に積極的に発信することを決めました。自然との共生を基本とする農の営み、それを支える組織であるJAとSDGsの親和性の高さが認められています。識者からは、「JA組合員や役職員がSDGsへの意識を高めることで、身近な場所から分かりやすい形で、食や農業に対する人々の思考や行動に変化を促すだろう」と言われています。

JA女性組織ではSDGsを「女性組織の活動そのもの」と位置付けて学び、実践しています。SDGsの考え方を取り入れた3カ年計画では「食を守る」「農業を支える」「地域を担う」「仲間をつくる」「JA運営に参画する」の5つの具体的活動(重点実施事項)を示しました。2019年度のフレッシュミズ全国交流集会では、SDGsかるたを作るなど取り組みが広がっています。農業経営や家庭、地域で女性が果たす役割は極めて大きく、そうした女性の声を取り入れた持続可能な組織づくりが求められています。

実はJAの事業や活動は、SDGsの目標につながっているものが多くあります。
JAは環境に配慮した農業生産に取り組むことで、生物多様性の保全や持続可能な農業生産の維持を目指しています。環境保全型農業にはJAの66.9%が取り組んでいて、これは目標12「つくる責任つかう責任」目標15「陸の豊かさも守ろう」につながっています。

また、近年広がりをみせている子ども食堂との連携も盛んです。JAは食材を提供し、子どもの健全な成長を支援しています。安全安心で栄養のある農畜産物の提供により、目標1「貧困をなくそう」、目標2「飢餓をゼロに」に貢献しています。

子ども食堂に野菜を寄付する生産者ら(神奈川県・JAさがみ提供)

JAの得意分野である食農教育は、目標4「質の高い教育をみんなに」とつながり、生涯学習の機会を提供しています。また、全国のJAで子育て支援を行っており、年間の参加者は1万6000人を超えています。乳幼児を抱える母親同士が地域内で交流できる場を作るなど、子供を育てやすい環境を作ることは、目標3「すべての人に健康と福祉を」にも関係しています。

若い母親の仲間づくりの場をつくるJA女性部員ら(宮城県・JA新みやぎみどりの地区本部の提供)

働くことに着目すれば目標8「働きがいも経済成長も」に関わり、農業にとって水は大切なので、目標6「安全な水とトイレを世界中に」も関連します。農業の生産性向上は、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」とも密接で、いろいろな目標とつながってくるのです。JAグループは日々のさまざまな活動を通じて積極的にSDGsに取り組んで行きます。

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