JAグループの新聞・出版・
旅行事業について
日本で唯一の日刊農業専門紙を発行
『日本農業新聞』は、JAグループの(株)日本農業新聞が発行する日本で唯一の日刊農業専門紙です。全国で約26万部を発行しています。食料安全保障への国民的関心が高まる中、進化し続ける農業技術や、目まぐるしく変わる農政の動向、気象情報、農業所得に直結する農畜産物の品目ごとの卸売価格や消費トレンドなど、農業者に必要不可欠な情報を毎日提供しています。また、豊かな農村生活を送るための情報、食農教育の取り組みなども伝えています。
電子版は、創刊から3年で49,000IDまで伸びました。令和6年10月からは日本農業新聞ニュースアプリの提供を始めました。JA役職員を中心にデジタルに慣れた若い世代のニーズに応えます。
また、本紙に掲載された120万本超の記事を検索できる「日本農業新聞データベース」事業、インターネットで農畜産物価格・市況データを届ける「netアグリ市況」の運営など、新聞紙面を基軸とした多メディア展開に取り組んでいます。このほか、消費者向けのJA農産物直売所情報誌『フレマルシェ』の発行やJA広報のコンサルタント、海外農業研修視察団の派遣など、多彩な事業を展開しています。さらに、ライン基盤によるデジタル新聞「和牛新聞」「みどりGX新聞」を創刊するなど、デジタルによる情報発信の強化にも取り組んでいます。生成AIなどを活用することで、JA役職員の仕事・学び・挑戦をサポートするプラットフォーム「Jパートナーズ」の取り組みも進めています。

『家の光』の発行とJA教育文化活動の活性化
一般社団法人家の光協会は、JAグループの一員として、協同組合精神に基づき、出版・文化活動を通じて農山漁村文化の向上に寄与することを目的として設立された団体です。月刊誌『家の光』をはじめ、各種雑誌・書籍を発行する他、それらを活用したさまざまな教育文化活動を通じて、アクティブ・メンバーシップの確立を支援しています。
『家の光』は、“協同の心”を家庭で育む雑誌として大正14年に創刊され、令和7年5月号で創刊100周年を迎えます。「食と農」「暮らし」「協同」「家族」という4つの柱を大切にしながら、「人・組織・地域の幸せづくりをめざす農協運動の底力」となることをモットーに制作しています。この他、農業・地域・JAを担うリーダーのためのオピニオン雑誌『地上』、JAグループの食農教育をすすめる子ども雑誌『ちゃぐりん』、家庭菜園雑誌『やさい畑』、農業、協同組合、教養、生活実用のジャンルからなる書籍の発刊の他、食と農を中心に生活全般の有益な情報を提供するWebメディア『あたらしい日日(にちにち)』など、「国消国産」の意義等に関する国民理解の醸成やJAファンづくりにつなげる広範な情報発信に努めています。
文化事業では、雑誌や書籍の愛読者が集い、記事を活用した体験を発表する「家の光大会」や、ライフプランの樹立をおすすめするセミナー、料理教室や手芸教室、「あぐりスクール」などの食農教育活動の開催を支援しています。

旅行事業を通じた持続的な地域活性化と事業好循環の実現
Nツアー株式会社農協観光はJAグループの一員として、組合員・地域住民の余暇活動の充実やJA総合事業の推進・活動の活性化に向けた旅行事業に取り組んでいます。
旅行の役割は、JA事業や活動と連動した旅行や催しの実施などを通じ、組合員組織や准組合員と会員相互の親睦を深化させる事にあります。
『農協観光』では、JAグループとの連携による旅行事業を通じた取り組みや豊かな自然、文化、歴史、食などの様々な魅力を観光資源として活用、利用する事で持続的な地域活性化の好循環を実現し農業・農村の保全や関係人口の創出、食と農に対する理解の啓発、活動参加促進、事業利用の貢献に努めています。
また、『農協観光』では、旅行事業以外の分野にも取り組んでおり、「国内農業の発展と共生社会の実現」を事業理念に掲げ、農業労働力不足と障がい者雇用機会創出の課題解決をマッチングするアグリンピア®事業(農福連携)やアグリ人財バンクを運営しています。
その他にもSDGsやカーボンオフセットに対するソリューションや地域共創事業を通じて地域の活性化・農業ファンの拡大に取り組んでいます。


