会長メッセージ

全国農業協同組合中央会 会長 中家徹

9月のメッセージ

西日本豪雨の被災現場を訪れ、甚大な被害を目のあたりにし、復旧復興は簡単でないと感じました。8月6日、齋藤健農林水産大臣に「息の長い万全な対策を行うこと」を要請ました。JAグループでは、職員の派遣や支援募金など、一丸となって息の長い支援に取り組んで参ります。

会長に就任して1年を迎えました。無我夢中の1年でした。最大の課題であるJAの自己改革については、それぞれのJAが創意工夫しながら、着実に進捗しています。優良事例横展開をさらに進め、それぞれのJAで活かしていきます。

農水省の認定農業者へのアンケート調査でもJAが改革を進めていることは明らかですが、一方で、まだ組合員の認識とは差があります。引き続き、接点である対話運動を可能限り行い、JAが自己改革に取り組んでいることを組合員に理解してもらうことが課題です。自己改革は、まさに自らが行うもので、本来、組合員との対話など、日常の業務の中でやらないといけなかったことでもあります。しかし、ピンチはチャンスで、大変ですが、この機会を捉えて、常に改革に取り組み、組合員の理解を得たとき、JAは、協同組合として、より素晴らしい組織になっていると思います。

自然災害が多発しており、農業の自給力が落ちています。たとえ、総生産額が上がっても、生産基盤が強化されたとは言えません。国民の皆さんに食料安保の必要性を認識しもらえるよう努めます。

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