会長メッセージ

全国農業協同組合中央会 会長 奥野長衛

5月のメッセージ

今年の桜は、同じ地域内でも咲いているところとそうでないところがあり、気象変動の影響かと心配しました。農業は自然との関係が大事な仕事です。だからこそ、なおさら、日本の国を支えていく気概を持った農業者をしっかりと育てていきたいです。

JAグループの自己改革は、JAはもとより現場の組合員さんの理解がないと前に進むことができません。JA全農が3月28日の臨時総代会で決定した事業改革方針は、協同組合の原点をふまえ、現場の組合員さんに理解していただくための取り組みを、まず行ってまいります。数字や文章よりも、実際の事業がこうなるんだと理解してもらうためにも、実践していくことが大切です。

私は常日頃、地元JAの役職員に「組合員から意見や要望、不満が来なくなったら、おしまいだ」と言ってきました。組合員さんからの声があるから我々は前に進むことができるのです。

環境の変化に合わせてJAが自ら変わっていくことは当然のことで、すでに各地のJAでそうした取り組みが行われています。それぞれの地域の条件や実情に応じてどう変わっていくかを自ら判断していくことが自己改革の基本です。

ページトップへ