北海道、東北を襲った台風では、表土まで流れてしまい、畑を回復するには、相当、時間がかかります。全国連を挙げて復旧、復興に取り組み、被害に遭った農家を元気づけたいです。
JAグループの自己改革案をまとめるうえで意識したことは、JAは協同組合で、農家の組織であることです。JAは、「組合員の農家が1円でも安く資材を仕入れ、1円でも多く所得が増えるよう努力する」ことを基本に組み立てていくことが大切だと思います。
自己改革は、これで終わりではなく、細部にわたり詰めていかないといけないところが残っています。自民党・小泉農林部会長と9月5日にお会いしました。個々の問題は出てくるでしょうが、お互いの主張をもって議論していきたいです。
自己改革案は、縦割りでなく、横糸を織り込み、一枚の布に仕上げるかのように各全国連が一体となって作り上げたもので、全農だけでなく、JA共済連と農林中金もサポートしていく内容になっています。
“創造”的な自己改革とは、農家のための組織を“想像”して、それを実現するための手段を“創造”していくことであり、もっとより良いものになるよう、JAグループ挙げて、議論を深めていきたいです。