秋も深まり、朝夕の冷え込みを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、10月21日には、高市内閣が発足いたしました。11月5日、ごあいさつさせていただく時間をいただき、その際も、直接お伝えいたしましたが、おおいに期待しているところであります。我が国農政は、不安定化している米の需給・価格への万全かつ早急な対応 をはじめ、農業構造転換集中対策の具体化、令和9年度からの水田農業政策の見直しなど、食料安全保障の確保に向けた課題が山積しております。 高市総理の力強いリーダーシップのもと、経験豊富な新内閣において、将来を見通せる農政を一層前にすすめていただけるものと確信しております。
さて、11月6日に開催いたしました理事会において、JAグループの「農業構造転換集中対策の具体化等に向けた重点要請」を決定いたしました。生産現場の目下の課題は、物価高騰などへの対応となっており、食料を安定供給し続けるためにも、現場実態をふまえた経済対策などの、速やかなとりまとめが必要です。とりわけ、農業構造転換を進めるための予算拡大や、物価高騰に対応した施設再編事業等の補助率の拡充などが、広く現場から求められています。新たな経済対策の裏付けとなる、令和7年度補正予算や、令和8年度当初予算等において、JAグループの重点要請が実現するよう、政府・与党を中心に強力な働きかけをおこなってまいります。
さて、11月末まで、JAグループで進めている、「国消国産月間」が続きます。全国の店舗・直売所等に、複数回、ご訪問いただくことで応募でき、全国各地のおいしい農畜産物や加工品が抽選で当たる、「直売所キャンペーン」も実施しております。秋祭りや、「国消国産」イベントなども行われており、ぜひ皆さまも、全国各地の直売所へお出かけください。
令和7年11月6日 JA全中定例記者会見より