会長メッセージ

3月の会長メッセージ

 先ほどのJA全中臨時総会で、JA全中の代表理事会長に選任いただきました、神農佳人です。
 はじめに、令和8年は大変雪が多く、全国的に多くの被災がありました。心よりお見舞い申し上げます。

 農業を営みながら、JAの職員としてJAグリーン長野に25年間勤めてきました。そのあと、JAグリーン長野の役員として15年間、その後、組合長を2期務めた後、長野県中央会会長として令和8年で4年目となります。本日、全中の会長に就任し、身が引き締まる思いです。ご承知のように、全中は、厳しい環境に置かれています。JAグループとして、誰かが職務を全うしなければならないという思いと、全国の都道府県中央会の会長や、なにより長野県内のJA組合長方にご支持をいただいて、JA全中の会長に、手を挙げることを決意しました。大変な職務だということを認識しながら、全国のJAグループの皆さまとともに、日本の農業・農村の発展に向けて、前進していきたいと考えています。

 本日の臨時総会におきまして、「JA全中刷新プラン」が決定しました。この刷新プランの実践に取り組み、全中の会員からの信頼を回復し、会員から求められる機能を発揮していくことが、私に課された使命であります。刷新プランの柱は、大きく4点ございます。1点目は、「新Compass-JAシステムの停止」です。JAの会計や人事給与など、JAの業務管理に関するシステムですが、開発当初の想定を大きく上回る、運用コストの増加見通しとなったことから、他のシステムへの移行完了後、新Compass-JAシステムのサービスを停止いたします。なお、システムのサービス停止に、必要な資金は十分に確保し、確実に対応してまいります。2点目は、「ガバナンス・組織運営改革」です。今回のシステム開発の失敗を通じて明らかとなった、全中のガバナンス・組織運営・事業運営体制に関する諸課題に対応し、業務執行・リスク管理体制を強化します。3点目は、「事業改革」であります。農業・地域にかかる政策・制度対応に、経営資源を集中し、生産現場の声を十分に踏まえた提案・実現から、現場での活用の支援までを担う体制に強化します。あわせて、食料・農業に関する理解醸成にも、重点的に取り組んでまいります。最後に、「人材・財政改革」です。現場課題解決力を持つ人材の育成に注力するとともに、デジタル化等を通じた、業務効率化を実現します。

 いろいろな課題に向けて、JAが中心になって農家、組合員の皆様と対話をすること、これほど重要なことはないと考えております。これまで、JAの職員・役員としていろいろな経験をさせていただきましたが、何より、難題であっても皆で対話をし、解決策を導き出す。それから、いろいろな調整相手等がありますけれども、対話を重ねていくといい方向へ持っていけるのだなというのがJAでの経験を通じた私の実感であります。生産現場の声に耳を傾け、それをもとに対応をしていくことが極めて重要であると思います。農家、組合員のための代表機関である全中会長の立場になった今でも、それを根幹として今後業務にあたっていきたいと思います。何よりも農業を守る存在であり、その役割を果たすために、JAをしっかり支えていきたいと考えております。これからよろしくお願いいたします。

令和8年3月6日 JA全中定例記者会見より

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