日本の人口が減少し、市場が縮まるという負のスパイラルに陥るのではなく、若い人を惹きつける魅力ある農業になるため、「新たな展開」を行うべきです。
農産物は「素材」では価値が薄いが、いろんな手法で「加工」すれば値打ちが出ます。私は地元で栽培した野菜を漬物に加工して販売してきました。また、イタリアのワイン業界のようにGI(地理的表示保護)を得て、高い価値の商売をすることもできます。みんなで知恵を出し合って取り組めば、日本農業は競争力のある産業になれます。
「地域にJAがないと困る」という声が全国から上がるよう、事業を行うことが肝心です。地域に繁栄をもたらすことが、結果的にJAを守ることになるのです。
「JAの生産資材が高い」という話がありますが、公平に、しっかりとみてもらうよう、経済事業改革でもJAグループが一丸となって、組織を挙げて議論していきます。