会長メッセージ

一般社団法人 全国農業協同組合中央会 代表理事会長 中家徹

4月新入職員向けメッセージ

この度、JAグループに新規採用された皆さん、就職おめでとうございます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、入組式・入会式を開催できなかったJA・連合会等が多くありますが、私から新規採用された皆さんへメッセージをお送りします。

私たちJAグループは、様々な組織が事業・活動を展開していますが、何と言っても、主役は「組合員」であり、行動指針は「JA綱領」であります。このため、常に現場の視点を忘れずに日々の業務にあたる必要があります。これらのことは、いつどんな時も、頭の中においていただきたいと思います。
大変なとき、苦しいときこそ、原点に還ることが重要です。

私から5点、新規採用された職員としての心得を申し上げます。

1点目は、常に心身健康でいてほしいということです。心も身体も健康でなければ、十分な仕事はできません。自分の心身を守りながら、日々の業務にあたってください。

2点目は、自己啓発であります。成長は常に自己啓発によって実現します。努力は才能に勝り、地道な、小さな努力の積み重ねが人を大きく成長させます。自分を磨いて、光り輝く人になってください。

3点目は、何事にも一生懸命に取り組むことです。一生懸命に取り組む姿は、多くの人に感動を与え、心を動かします。自らに悔いを残さぬよう真剣に向き合ってください。

4点目は、組織の人間であることを忘れないことです。皆さんの日々の行動、言動は、たとえプライベートであってもJAのイメージを作り上げます。反社会的な行動、不祥事は組織の信用を失墜させ、善行の積み重ねはJAのイメージを向上させます。

5点目は、存在感のある職員になってほしいということです。それぞれの職場で、あるいは組織で、「あなたがいてくれて、ほんとうに良かった」と言われる人になっていただきたいです。

新型コロナウイルスの感染拡大は、今後も、組合員の営農や暮らし、地域社会、そしてJAグループに対して、大変幅広く、甚大な悪影響を及ぼす懸念がありますが、引き続き、国産農畜産物の安定供給など国民の皆様への使命を果たせるように、JAグループを挙げて取り組んでいきましょう。
さらに、SDGsなど、JAグループをはじめとする協同組合の果たすべき役割への期待が高まっていることも事実であり、まさに「今日のピンチをこれからのチャンスに変える絶好の機会」であります。
JAグループで働くことを誇りとし、日々精進されることを祈念して、私からのメッセージといたします。

大いに期待しています。ともに、頑張っていきましょう。

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