1月10日の理事会終了後の定例会見で今年の漢字1字を直筆した色紙を披露しました。
「節目」の「節」です。4月30日、天皇陛下が退位され、5月1日、皇太子様が新天皇に即位されます。日本にとって、大きな時代の節目になります。
もちろんJAグループ、農業にとっても大きな節目が幾つかあります。
3月7日は「第28回JA全国大会」が開催されます。今後3年間のJAグループの取り組み方針について決定します。
5月末に「農協改革集中推進期間」の期限を迎えますが、引き続き、組合員から必要とされるJAグループを目指して、JAの自己改革を進めて参ります。
9月30日には、JA全中が一般社団法人に移行し、65年の歴史に農協法上の組織としては幕を閉じますが、組織が変わっても代表、総合調整などのJA全中の機能を十分に果たし、JAグループの舵取りの役割を果たす所存です。
「食料・農業・農村基本計画」の見直しの議論も始まります。これまでも食料安全保障の確立の重要性を述べてきましたが、国民の皆さんに理解していただくことが不可欠です。農業者だけでなく、消費者など幅広い方々と議論して参ります。
世界的にみても、国連の「家族農業の10年」が始まります。家族農業は、持続可能な農業のためにも不可欠な存在でSDGsでも食料の安定確保の担い手として位置付けられています。
竹は節目、節目で成長していきます。我々も「節目」を前向きに生かして、組織も人も成長させてまいります。