会長メッセージ

全国農業協同組合中央会 会長 中家徹

4月のメッセージ

3月8日の第64回通常総会では、平成30年度の事業計画の承認を頂きました。来年の5月は政府が定めた農協改革集中推進期間の期限、9月は全中が一般社団法人に移行します。つまり、この1年間が重要になります。組合員からの負託に応えるべく、改革の実現に向けて全力で取り組むことを確認しました。

3月11日で東日本大震災から7年を迎えました。昨年秋からの岩手、宮城に次いで、3月1日、2日に福島の被災地を訪問しました。今も住民が帰還できない地区の田んぼに柳の木が生い茂っている風景を見て、私も農家出身なので、涙の出る思いをしました。被災地では、まさにJAが力を発揮しています。しかし、まだまだ復興道半ばです。風化させることなく、組織を挙げて支援を継続して参ります。

JAグループは「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の3つの基本目標に掲げ、実現に向けて、それぞれのJAが創意工夫し、自己改革の実現に取り組んでいるところです。重要なのは、組合員、地域の皆さんに「JAは改革に向かって、よくやっている」と理解してもらうことです。

通常総会で「JAグループの自己改革実践の加速化に関する特別決議」を行いました。全国のJAに共通認識としてもらいたい。私も現場にお邪魔して、対話をして参ります。

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